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「優れた会社」の定義とは何でしょうか。財務基盤がしっかりしていることでしょうか。それとも利益率の高い事業を展開していることでしょうか。
確かに、いずれも短期的な視点で見れば「優れた会社」と言えるのかもしれません。しかしながら、時代とともに環境が変化し、消費者ニーズも高度化・多様化していく中で、継続的に「優れた会社」であり続けることは保証されるもの ではありません。

「優れた会社」であり続けるためには、過去の成功体験に縛られずに、絶えず進化を求め、時代の先を行こうとするアイデアや姿勢、マインドを持つことが求められます。

しかし、たとえ、社員にそういったアイデアや姿勢、マインドがあったとしても、その熱意が同じ方向を向いていなければ、組織として大きな成長 を遂げることはできません。
組織力を発揮できないどころかお互いの足を引っ張り合い、マイナスの結果をもたらすことさえもあります。

そのため、私が「優れた会社」と考える第一条件は「経営者がリーダーシップを発揮していること」だと考えています。
組織が一丸となって、トップの目指す方向性を理解し、絶え間のない努力ができる会社こそ、「優れた会社」であり続けることができるのではないでしょうか。
たとえ今、財務基盤が脆弱であっても、たとえ今、利益率の高い事業がなかったとしても、結果は自ずとついてくるものです。

原田会計事務所では、この「経営者のリーダーシップ」を陰で支える仕事を提供することを目標としております。
リーダーが方向性を誤らないよう 情報提供を行い助言を行うこと、また時に会社の意思決定や組織形態、内部統制整備に関するアドバイスを行うことこそがお客様に求められている サービスであり、会計事務所として付加価値を提供できる領域であると考えております。

過去の処理を適切に行うよう指導するのは当然として、お客さまの明るい未来を創造するためのお手伝いを、どうか私どもにお任せいただければ 嬉しく思います。

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「意思決定」を支える

会社を経営していくのは心細いものです。会社の将来の命運を左右する意思決定をする時なら、なおさらです。常に「失敗したらどうなるか」といった不安に苛まれるのではないでしょうか。

それ故、大きな意思決定をする際には、必ず事前に誰かに相談したり、時間をかけて自分の考え方を整理したりして不安を解消し意思決定に踏み切ります。しかし、そのようにして、意思決定をしたとしても、結果が失敗に終われば、後悔することもあるのではないかと思います。

それは何故でしょうか。
おそらく、意思決定に最善の方法が取られていないからではないかと思います。

意思決定をしなければならない状況というのは、新しく「何かをしよう」「変えよう」と思っている状況です。つまり、その時点で「こうありたい」という願望や希望が入ってしまい、中立な意思決定が困難な状況となっています。自分の願望通りに事を運びたいと思っているために、不都合な事実から目を背けて最終的な意思決定が行われてしまう可能性があるのです。

そのため、最も大切なことは、意思決定に客観性を持たせることであると思います。ひたすら状況証拠や客観的なデータを収集して、分析します。理論的に考え、打ち手を考え尽くした上で、これ以上の選択肢はないと判断できれば、どのような結果も受け入れることができると思います。

原田会計事務所では、この経営者の「意思決定を支え」ときに「意思決定を変える」ことを事務所の命題としています。外部の第三者であることや、様々な規模や業種の会社をみてきたこと、客観的な財務数値を扱うことができることが我々の強みであり、経営者の方に適正な意思決定ができるような情報提供が行えると確信しています。

「情報の収集」に務め「踏み外さない経営」をするために、お力になれれば幸甚です。

公認会計士・税理士 原田佑嗣・聡子