「ピンチはチャンス」

私はこの言葉が好きです。
ピンチに陥った時、落ち着きを取り戻すために、いつもこの言葉を言って聞かせます。

この言葉を好きな理由は色々あるのですが、「AはB」(A=B)という構文に、対義語であるはずの「ピンチ」と「チャンス」を強引にあてはめて使っている「無理やり感」が楽しいからです。それくらいの勢いでポジティブになろうよ!というこなのでしょう。

それを文字って、皆さんに覚えておいてほしいフレーズをお教えしましょう。

「投資は節税」です。

この一見すると何も関係なさそうに思える2つの単語ですが、実は非常に密接に関係があるといっても過言ではありません。「投資をする」ということはそこに「大きな節税スキームが生じる可能性がある」ということを是非覚えておいてください。

現に消費税8%への増税後、政府は10%への引き上げを目指して、生産性向上設備投資促進税制という時限税制を作りました。この制度、平たく言うと建物であっても即時償却(取得時に費用処理)できてしまう前代未聞の税制です。

私は、多額の利益を計上していた当事務所のクライアント数社にこの制度の活用を提案し、見事に多額の課税の繰延べを行い、本来かかっていたであろう税金によるキャッシュアウトを数年間にわたり節約することに成功しました。

単に減価償却費の先取りだという人がいますが、実態は全く違います。なぜなら、明らかに手元に残ってくるお金が異なるからです。投資環境がいい時に投資をできる会社とそれがかなわない会社。5年後、10年後の成長速度が違うのは明らかです。

この話に限った話ではありませんが、自分たちと全く同じ資産を持ち、全く同じ売上を計上していても、最終的に支払う税金は大幅に変わることがありえるということをお話しさせて頂くことがあります。事業ベースでみたときに、いまできる限りの投資をすることが重要なタイミングであれば、色々な手段を用いて会社にキャッシュを残し、融資を受け、投資チャンスをものにしていく必要があります。

当事務所ではそういった、各社のおかれた事業環境に応じた適切な税務アドバイス、キャッシュフロー経営のアドバイスも行っております。