ある部品の卸売会社では、小口の取引が多く、取引先の債権債務の残高管理には大変な労力が必要で、社長自らが毎週週末に出社して作業をされていました。
それも、従来から受発注及び在庫管理に業務システムを利用されていたのですが、債権債務の残高管理にはうまく適用できていなかったことが原因でした。
長年お付き合いされていた会計事務所はご高齢の税理士さんで、システムのことはよくわからなかったため、会社に債権管理に必要な資料をお伝えだけされていました。その結果、税理士に言われた資料を提出するために社長は日々苦心しておられました。
当事務所では、税務顧問の交代時に社長ヒアリングを行い、この事実を把握しました。
すぐさま現場調査と関係者へのヒアリングを行い、業務システムのデータを利用して債権債務の管理が簡単に行えるように業務処理を変更しました。
他愛もない話から日々の非効率な業務が見えることがありますが、これはその一例です。
当事務所ではクライアントとのコミュニケーションも重視していますが、常にクライアント先が抱えていそうな問題点に目配せし、その問題に対する改善策を提案することで、より正確な業務処理と時間の有効活用によりクライアント様のさらなる成長を後押し出来るよう日々努力しております。