とある医療法人のことですが、先代の経営者がお亡くなりになられたのをきっかけにご相談を頂きました。
お話を伺うと今まで経営のことは先代に任せきりであったところ、財務諸表をよく見てみるとお金が回ってないように見えるとのことで、とかく「資金繰り」に関してひどく不安を抱えておられるようでした。
そこで、月次でキャッシュフロー分析を実施することを提案させて頂きました。
「営業活動」、「投資活動」、「財務活動」の3つにキャッシュフローを分析し、本業でのお金がきちんと回っているのかを診断しました。
結果、保険をかけすぎていたことが資金繰り悪化の原因で、「営業活動」ではむしろ、潤沢なキャッシュが生み出されているという客観的な結論を得ることができました。
経営者の方はそれを聞いて安心され、その後業績は安定しました。嘘のような本当の話ですが、今では経営課題が「資金繰り」から「節税」に変わっています。