何故、後継者の育成が必要か
経営者の交代は企業にとって、大きな挑戦であり、リスクを伴う一大イベントです。
それゆえ、後継者の育成は企業が永続するための第一条件といっても過言ではありません。
原田会計事務所では、後継者育成を様々な観点から実施致します。
財務管理能力のみならず、経営者に必要とされる資質の向上を全面的にバックアップ致します。
アプローチの方法
後継者が円滑に経営権を承継するためには、まずは先代が築き上げてきた会社がどのような強み、弱みをもっているか をしっかりと把握しなければなりません。すなわち内部環境の理解を適切に行わなければなりません。また、それだけでなく、自社が直面している機会と脅威を正しく認識しなければなりません。すなわち、外部環境の理解を適切に行わなければなりません。
そのために、内部環境分析と外部環境分析を行いSWOTを整理することから始めます。
内部環境分析
実施方法はとても簡単、過去の財務データを用いて一緒に考えます。
指導は膝と膝を付き合わせた濃密なもので、経営者として兼ね備えないといけない資質の一つである財務分析能力を養います。
- •過去の財務データを収集してもらいます
- •過去の財務データが正確に作成されていない場合には適宜修正を依頼します
- •その過程で経営実態を正確に表す正しい財務諸表の作り方を指導します
- •財務諸表の数字をどのように把握すればよいか、読み方を指導します
- •クライアントの属する産業の特殊性を考慮して、どこに注視していくべきか指導します
- •資金繰りとキャッシュフロー計算書について指導します
- •現状分析をまとめた報告書の作成まで一緒に行います
外部環境分析
如何に合理的に経営ができたとしても、モノやサービスが売れなければ会社が成長することはできません。 そのため、マーケットの状況について一緒に分析し、ターゲットやターゲットにあったサービス提供ができているかなどの視点から様々な分析を行います。
- •選ばれ続けるための条件を考えるために以下を実施します
- •販売データを用いて、顧客分析を実施します
- •顧客に対してアンケート調査を実施して、顧客の行動分析を行います
- •マーケットサイズとシェアから、今後の営業戦略を考えます
- •営業戦略を実践するための投資計画を作成します
内部統制・経営管理
「あるべき管理体制」を考えます。経営者になろうとする人は、会社の業務の流れをすべて把握できていなければ どこで業務の無駄が生じているか、どこで不正が行われやすいか、どこが人的リソースが不足しているかなどが把握できません。
そのため、内部統制の整備・運用を我々と一緒に実施していくことで、これらに関する理解が深まります。
- •企業が整備しなければならない管理体制(内部統制)を整備します
- •関連部門へのヒアリングを一緒に行います
- •その上で、業務の流れを文書化し、標準化いたします
- •現在(先代の)経営者の前でプレゼンテーションを行います